漢字からみる『飽きる』の種類と活用法

『あきる』と読む3つの漢字

どうも、はだかのです。私はとても飽き性なので、なんとかそんな性格を治す、また逆に有効活用するために『飽きる』という言葉をたくさん検索してきました。
そもそも、『飽きる』とはなんなのか?
大辞林によれば

① 同じ物事が何度も続いて、いやになる。いやになって、続ける気がなくなる。

② 満ち足りて、これ以上はいらなくなる。

③ 動詞の連用形の下に付いて、いやになるほど十分に…する意を表す。

weblio辞書より引用(例文等省略)

だそうです。

同じ言葉でも状況によってニュアンスに若干の違いがあるんですね。これは確かに自分の中の感覚と照らし合わせても間違ってないように思います。

また『あきる』に使われる漢字も三種類あるって知っていましたか?『飽きる』と『厭きる』と『倦きる』です。

こちらのブログではそれぞれの漢字の意味から

  • 『飽きる』が満ち足りてこれ以上いらない②の意味
  • 『厭きる』が同じことが何度も続いていやな①の意味
  • 『倦きる』は、「疲れてしまった」というニュアンスも入った意味

と説明しています。

実際は飽きの感情を明確に分けることはできないし、漢字自体の表記揺れもあるので難しいですが、この分類は私のような飽き性が『飽きる』と付き合っていく上でとても参考になるでしょう。

以下から、この3つの『飽きる』について利用方法を解説していこうと思います。

『飽きる』はマルチな活動のひとつのゴール

『飽きる』は、自分の中で満足してしまいこれ以上いらなくなることです。「昨日もカレーで食べ飽きた」みたいなことですね。

この手の飽きは興味の移り変わりの早さが原因のひとつでしょう。

満足という言葉からポジティブな印象も受けますが、「どんな好きな事でもいつかは嫌になるかもしれない」という、飽き性にとっては少し切ない感情でもあるのではないでしょうか。

分かりやすいところで言えば、私がかつて好きだったYouTuberさんの事をいつの間にか全く見なくなり、その人に何かいい出来事があった時だけふと思い返す切なさ、寂しさがあります。

数ヶ月の出来事なので嗜好の変化というよりはやっぱり「飽き」なんでしょうね……

この種類の飽きがあまり来ない人は、仕事も遊びも「何か一分野を徹底的に極めていく」ようなスタイルが自分を一番輝かせるでしょう。

逆に「飽き性」の人は、ひとつの狭い分野にハマって打ち込んでいく際、どこかの地点で「もういいや……」となりがちです。それはジワジワとやる気と興味が削がれる事かもしれないし、ある時点で急激に手がつかなくなることかもしれません。

この種類の飽きをなるべく無くす工夫としては多方面の分野と交わる分野で活躍することが挙げられます。

例えば仕事なら、観光業のような様々な要素を使って働けるような仕事がオススメです。また、今そんな仕事をしていないという人でも、いつもと違ったアイデアを出してみたりいつもと違ったやり方を試してみたりすれば、一つの仕事の中に複数の分野を持ち込む事が可能になるでしょう。

趣味なら、テクテクテクテク等の位置情報ゲームのような何かと掛け合わせた遊び方ができるものを選ぶと長く続けられるでしょう。喫茶店巡りをしながら遊ぶ、写真をとりながら遊ぶ、などができますからね。

そしてもっと大事にしてほしい、逆にこの種類の飽きを上手く利用する方法としてはその分野を引退するタイミングと捉え、また新しい事を始めるキッカケにすることが挙げられます。

飽きとは興味が移ろい変化を求めるという事とも言えます。つまり飽き性は普通の人よりも「新しい事、別の事」に挑戦する意欲が強いはずです。

しかし、そうはいっても体は一つで1日は24時間しかありません。一人の人がやりたい事をあれもこれも全部やるのはなかなか厳しいものがあります。

そこで大切になるのが各興味の「引き際」です。

他の人にとっては「まだまだここからが面白いところ」と感じる段階だったとしても、飽き性な私達にとっては「もう十分」な段階の事だってたくさんあります。

その段階こそ私達にとってのゴールです。ゴールしたのだから、やる気もないのにそれ以上続ける必要もないので「引き際」と考えましょう。「飽き」こそが、その「引き際」です。

そういう時、小さいときから言われ続けた「投げ出すのは悪いこと」という考えが脳裏をよぎりますが、「興味の矛先が変わっただけだ」とポジティブに考えて新たな刺激を求めて別の事を始めましょう。

「そんなことをしていてはいつまで経っても半人前のままでは?」と思う人もいるでしょうが、様々な分野をある程度づつ極めることで一つの分野のスペシャリストにも負けないスキルが生まれることだってあります。飽き性の私達が狭い分野のスペシャリストになるのは難しいので、彼らに勝つためにはこの方法しかありません。

この話が気になったなら当ブログの契機にもなった『マルチ・ポテンシャライト 好きな事を仕事にして、一生食っていく方法』を読んでみると詳しい話が書いてあります。是非お試しあれ。

『厭きる』は工夫を産み出す

『厭きる』は何度も同じことが続いて嫌気が差す状態です。「毎日事務仕事ばかりじゃ飽きちゃうよ」の飽きですね。

これは飽き性関係なくどんな人でも程度の差こそあれ生まれる感情でしょう。

ただ、普通の人よりも繰り返し作業に対する耐性の低い人ももちろんいます。言うなれば『厭き性』でしょうか。

この種類の飽きはさっきの『飽きる』と違ってネガティブな印象しかありませんが、この感情をバネにして自分をパワーアップさせる方法もあります。

それは、厭きてしまったことにゲーム感覚を取り入れること。

学生時代、それこそ厭き厭きな先生の長話を聞きながら、その先生の口癖が何回出たかカウントしてた子供はいませんでしたか?

うんざりするような退屈は、自分がどれだけ充実した生活を送ろうと努力していてもどこかで訪れるし、どれほどクリエイティブな仕事の中だろうと潜んでいるものです。

そういった時は子供のように、自分の中でエンタメ性を勝手に作ってモチベーションを上げることがスキルアップの鍵になったりするのです。

具体的な話だと、出来映えで評価されないようなルーティーンの事務仕事は時間を計り前と比べてどのくらい早く出来るか競うなどです。(かといって、もちろんテキトーでは駄目ですが)

退屈な仕事でも、そうやって自分の頭の中で勝手なルールを作りテキパキこなせば、その退屈な仕事が早くなくなりウキウキすることに使える時間が少しづつ増えます。また退屈な仕事は基本的に誰にとっても嫌なものなので、しっかりこなすと他の人との差別化にも繋がります。

これが「厭きの感情をバネにする」ということです。

社会人になってすぐの夢見がちな若者の中には、たまに「クリエイティブな仕事ができる奴こそ重要で、それ以外の仕事に価値はないのでやる必要はない」と考えている人もいるようですが、 実際に今偉くなって本を書いているような人は雑務もこなしつつ皆から評価されてきた人も多いです。

仕事では、特に若いうちは「退屈な雑務」がつきもの。そうした物もちゃんとこなす徹底力のある人間にこそチャンスが訪れるのです。

……ただ、労働環境とあなたの個性の組み合わせによっては、どんなに工夫を凝らしても辛いだけのこともあります。『倦きる』とはそういう事かもしれません。

『倦きる』はポジティブに逃げよう

めったに見ない表記の『倦きる』。『倦』の字には心身両面での「疲れはてる」という意味があるようです。

つまり、『倦きる』とは普通の「あきる」という意味に加え「もう疲れてしまったよ……」のような雰囲気も含んだ言葉なのです。

私も、結構ハードな毎日を送ったこともあったのでこの感覚は分かります。そういう人にまずひとつ考えてほしいのは、「すぐ辞める=悪いこと」では無いということです。

これは何も美徳とかのレベルだけの話ではなく、「辞めることで開ける道もある」という話です。我慢が足りないことは悪いことと考える人もいますが、本当に自分にとって有益なこと以外は我慢する必要なんてないんです。

本当に今の自分の仕事にうんざり倦き倦きしてしまった時は『飽きる』の引き際になる前だろうと、心が壊れ、やがて体が壊れ……となる前に辞めてしまう手段だってあります。健康が第一です。

その時はそれを悪い事だと思わずにちゃんと「戦略的な撤退」だと認識することです。そして後を引かずに新しい道を探しましょう。

3つの『あきる』を有効活用しよう

今日の総括。「あきる」にも種類があって、それぞれの有効活用の仕方としては、

  • 「もういいや」って飽きたら、引き際と考えて引退して次の興味対象へGO!
  • 「またこの仕事かよ」って厭きたら、ゲーム感覚でスキルを磨こう
  • それでも疲れ果てたらさっさと撤退、心身の健康を第一に考え新しい道へ進もう

と、なります。

この3種類の飽きは実際には明確に分けることは不可能で、程度の問題のところも大きいですが、『あきる』という感情とこれからもずっと付き合っていかねばいけない私のような飽き性の人はこの活用法を意識してみるといいですよ。

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